もくじ
- なぜ保護者対応をしないといけないの?
- 保護者とどう関わればいいの?
- 信頼される保育者とは?
- まとめ
なぜ保護者対応をしないといけないの?
保育士の仕事って子どもと遊んでいるだけだと思われがちですが、保護者への対応もしっかりとしなければいけません。なぜかというと保護者との連携がなくて、いい保育はできないからです。
例えば、保育園で友達に攻撃になったり、落ち着かない様子のA君という男の子がいるといます。A君は最近、妹が生まれました。保護者の方に家での様子を聞くと「お兄ちゃんになったという気持ちからかとてもいい子で頑張ってくれてます。」と言っていました。
この話を聞いたことで保育が変わってきますよね?
お家で頑張っているなら園では甘えられるような環境を作ってあげよう!と思いませんか?
逆に「家でもすごく荒れていて赤ちゃん返りしてます」と言われたら、
A君は頑張れないくらいいっぱいいっぱいなんだ。だから園で甘えられるような環境をつくり、さらにお母さんにも一日10分でもいいからA君だけの時間を作ってあげてください。と言ってあげないと!って思いますよね!?
こんな風に保護者の方から家庭での様子を聞くことで、その子が今何を必要としているのかがわかり、対応が変わってくるのです。
なぜ保護者対応をしなければいけないのかというと、
子どものすべてを把握してその子に合わせた保育をするためです。
保護者とどう関わればいいの?
保護者との連携が大切ということはわかりましたね?
でもその大切な連携をとるためには保護者との信頼関係が必須となってきます。
ここでは信頼されるためにどう保護者と関わればいいのか伝えていきます。
家での様子をきこう!
自分の大好きな子どもの話を聞かれて嫌なお母さんはいません!
しかしまだ信頼関係もできていないのに子どものこととはいえ、プライベートのことをグイグイ聞かれたらいやですよね?なので聞くときは必ず園での様子を話してから聞くようにしましょう!
最近A君ブロックに夢中でいろいろなものを作れるようになりました!おうちでもブロック遊びたくさんしているんですか?
という感じで【園での様子+おうちではどうですか?】と話すようにしましょう!
園での出来事を話そう
園での様子を話して家での様子を聞くと書きましたが、
家での様子は毎回聞かなくてもいいです。そんなに聞いてもすぐに変わるものではないので1・2週間に一回くらいで大丈夫です。
しかし園での様子はたくさん話しましょう!
特に年度初めは「うちの子ちゃんと保育園であそべてるのかな?」「新しいクラスには馴染めたのかな?」と心配でいっぱいです。
なので年度初めはたくさん園での様子を話してあげましょう!
そのときのポイントは具体的な出来事を話すことです!!!
①今日はA君積み木でたくさんあそんでいました~!
②今日はA君積み木でお城を作っていて、すごく立派なお城ができていてびっくりしました!すごいですね!
どちらのほうがいいと思いますか?
もちろん②ですよね?!
こんな風に具体的にやっていたことを話すとお母さんたちも想像ができ、さらに②だと「うちの子のことちゃんとみてくれているんだ」と思ってもらえます!
具体的な出来事を話すのをぜひ意識してみて下さい!!
具体的な園での出来事をたくさん伝えて、家庭での様子を定期的に聞き、コミュニケーションをとり続けることで保護者との信頼関係は必ずできます。ぜひ積極的にコミュニケーションをとっていってくださいね!!
信頼される保育者とは?!
きちんとコミュニケーションをとっていけば信頼関係は築けてきて、自然とお母さんの方からいろいろな話をしてくれるようになります!!
しかし!ただ家庭での様子を話してくれたからといって完全に信頼を得たとは言えません。
ではどうしていけばいいのか?!
ある程度の信頼関係が出来てきたら言いづらいかもしれませんが、子どもの気になるところ(マイナス面)もきちんと伝えるようにしましょう!!
なぜかというと、園で出ている子どもの困った行為というのは、家庭でも出ている可能性が高いのです!なので子どもの気になるところは伝えて、必要であれば家庭ではこうしたらいいなどのアドバイスもできるのでなるべく気になるところも伝えるようにしましょう!!
そのときの伝え方としては、気になるところを伝えておしまいではなく、園での対応まで話すようにしましょう!
言葉が乱暴で気になるB君
お友達と遊ぶのが大好きで戦いごっこを毎日しているんですけど、「ぶっとばす」など乱暴な言葉が出てしまうことがあって、女の子たちが少し怖がっている様子なんです。その都度B君には「周りの子が怖がっていること」「よくない言葉であること」を伝えていますが、おうちでももし乱暴な言葉が出た時にはお話ししてあげてください。
こんな感じでどんな対応までしているのか、家ではどうしてほしいのかをしっかりと伝えていきましょう!!!
気になるところを伝えて、解決へ向けての対応まできちんと伝えられたら、保護者から悩みなども相談できる保育者だと思ってもらえます。ここまできたら信頼される保育者になったといえるでしょう!!!
保護者に信頼される保育士が実践している3つのことも参考になりますよ。
- 子どもの家庭での様子を把握しておこう
- 園での出来事をたくさん伝えよう
- 子どもの気になるところもきちんと伝えよう
☆新米保育士のみなさんへ☆
保護者の対応は保育士さんにとって大切な仕事の一つです。
新人のときはどう関わればいいのかも分からず、本当に大変だと思います。
しっかりとコミュニケーションをとっていけば必ず信頼関係を気づくことができますので、この記事を少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
たぬ