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子どもがご飯を食べないときの対処法!パパもできる食育とは?

先日、私の働く保育園のある1歳児のお母さんからこんな相談をされました。

「子どもが家で全然ごはんを食べてくれないんですけど、どうしたらいいですか?」

園では給食をおかわりもするくらいたくさん食べる子だったので、好き嫌いというわけではなさそうです。

お母さんと話していくうちにあることに気づきました!!

子どもが小さいうちはやってしまいがちな食事のときの注意点があったのです。

今回は子どもがご飯を食べないときの対処法!パパもできる食育とは?ということで、

「食事の時間が毎日戦争で、憂鬱だ」「子どもがごはんを食べてくれない」といった悩みをお持ちのパパママは必見です!!

メニューにこだわるよりも簡単なことですので、ぜひ実践していただけたら嬉しいです!

では早速、本題に入っていきましょう!!

子どもがご飯を食べないときの対処法!

子どもがご飯を食べない原因というのは、「料理が美味しくないから」「好き嫌いが多いから」と思われがちですが、別のところに原因があることが多いのです。

私も保育園で初めて1歳児の担任になった時にこんなことで苦手なものを食べるようになるの?と驚いた方法です!

1つずつあなたの家ではできているか、確認していきましょう!!

子どもと一緒にご飯を食べていますか?

まずは子どもが小さいうちは特にやってしまいがちなこと。

子どもにご飯を食べせさせてから、自分のご飯を食べる。

え?何がいけないの?と思いましたかね?

1、2歳ではまだスプーンも上手に使えないし、食べさせてあげないといけないから先に食べさせる!というおうちが多いようですが、これNGです!!

ここで一つ保育園でのエピソードを

私は1歳児の担任になって、スプーンを使えない子たち2、3人を給食で一度に食べさせないといけなくて、最初のうちはただ食べさせるだけで、一緒に食べるなんて無理でした。

2、3ヶ月たった頃には、だいぶ自分たちで食べられるようになったので、同じメニュを一緒に食べるようにしてみるとびっくり!

子どもたちは「いっしょー!!」と大喜びで、野菜が嫌いな子も私が「おいしい」と食べて見せると、食べるようになったのです!!

わかりましたかね?

子どもは大好きな大人と一緒に食事をするのがとっても嬉しいのです!!

保育者が一緒に食べるだけでも、苦手なものを食べようとするくらいですから、大好きなママパパと一緒にご飯を食べられたらもっと嬉しいし、食べようとすると思いませんか?

一人で食べている子どもは、「なんでママは食べないんだろう?」「ママが食べないならわたしも食べたくない」と思っているのです。

子どもと一緒に食べるのは最初は大変かもしれませんが、私の受け持ったクラスの保護者はこれを実践して、子どもの食事が変わったと報告してくれていますので、ぜひ試して見てくださいね!!

これ苦手だろうな〜と思って食べさせていませんか?

次に「うちの子好き嫌いが多いな〜」と思っている方!

好き嫌いというのは成長の過程で絶対に出てくるので、気にしなくてOKです!!

いままで食べていたのに、子どもが「ベー」と出すようになったら味覚が育っていると証拠ですので、成長したんだなと思ってください。

ただここではその好き嫌いが出てきた時に、

「これ苦手だろうな〜」「食べないだろうな〜」「やっぱり食べないよね」とネガティブな感情で食べさせるのはダメです!!

そのネガティブな感じを子どもは感じ取り、「美味しくなさそう」と決めつけてしまいます。

なので、「おいしいよ」などプラスの言葉と表情で食べさせてあげて見てください!

そうすることで「これはおいしいんだ!食べてみよう」と食べてくれますよ!!

食具を使うことやマナーにばかりこだわっていませんか?

食具とはスプーンなどのことです!

これもやりがちなことなのですが、早くにマナーを身につけた方が良い!と口うるさくマナーやスプーンの使い方を言ってしまうパターンですね。

まず1歳くらいの時の手づかみ食べはとても大切です!!

手づかみって汚くなるし、早くスプーンを使って欲しい!という気持ちもわかりますが、手づかみ食べは、自分で食べる意欲や、目、手、口の協調動作を育ててくれるので、どんどんやらせてあげてください!!

その時の注意事項としてはぐちゃぐちゃなのをただ見ているのではなく、汚れたらこまめに拭いて、「汚いの気持ち悪かったね」など声をかけてあげてください!!

そうすることで「これは嫌なことなんだ」とわかり、キレイに食べられるようになりますよ!

少しずつ、スプーンなどを使って食べるようにしていきますが、うるさく「こう持つよ!」「ちゃんと持ちなさい」など訓練にならないように気をつけてくだいね!

食事の時間が楽しいということが、よく食べる子の前程となりますので、もし練習するなら遊びの時間におままごとなどしながら練習できたら良いと思います!!

子どもがご飯を食べないときにパパができる食育とは?

 

子どもの食事は母親の仕事と思っているお父さんはいませんか?

ご飯を作るのや食べさせるのがお母さんの役割だとしても、お父さんにできる食育はあります!!

ここではどんなパパでもできる食育についてまとめていきます!

「おいしい」と声に出していますか?

はい。とっても簡単!!

ただお母さんの作ったご飯を子どもの前で「おいしい」と言うだけです!!

誰でもできますよね?笑

こんなことで変わるのかよ!と思うかもしれませんが変わります!!

お父さんがただ黙々とテレビを見ながら食べていて、楽しい雰囲気は作れていると思いますか?

大好きなパパがママのご飯を「おいしい」と言っているのを聞くだけで。子どもはこのご飯は「おいしい」と思って食べてくれるのです!!

今さら恥ずかしくて言えない!とか思わず、

子どもの食育のため!さらに夫婦仲を円満にする為にも、

ぜひ「おいしい」と言いながら食べて見てくださいね!!

子どもと同じメニューを食べていますか?

もう一つは子どもと同じメニューを食べましょう!!

意外とあるのが、パパはお酒を飲みながらつまみ系を食べて、子どもとは別メニュー。

お酒を飲みたい気持ちはわかります。飲んでも良いんです!

ただ食べるメニューは子どもと同じものにしましょう!!

子どもたちはよく、パパやママの真似をしていませんか?

「子どもと一緒にご飯を食べていますか?」のところでも触れましたが、子どもは大人と「同じ」を好みます!!同じだと嬉しいのです!

そんな子どもの気持ちに少しでも寄り添って、ぜひ同じメニューを食べてあげてくださいね!!

まとめ

今回は子どもがご飯を食べないときの対処法!パパもできる食育とは?と言うことでまとめてきましたが、いかがでしたか?

どれも今すぐに実践できるものなので、子どもの食事で悩んでいる方はぜひ取り入れてみてくださいね!!

凝った料理を作って食べさせてあげることは特別な日にするとして、

簡単なご飯でも一緒に食べてあげることがとても大切ですので、同じ時間を共有することを意識してもらえたらと思います!!

また今回はパパの食育についても触れました!

とっても簡単なことなのに、できていないパパが多いのも事実です。

パパの協力なくして良い食育はできません!大切な家族の為に協力してくださいね!!

少しでも参考にしていただけたら嬉しいです!!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!