もくじ
- どんな導入にする?
- どんな順序で説明をしたらいいの?
- 説明の仕方とポイントは?
- まとめ
まず初めに製作をどんなものにするのか?
それは月の製作を考えよう!保育で使える可愛い製作の考え方とは?に詳しく書いてあるのでぜひ参考にしてください。
今回は月の製作としてフクロウを作ると想定した説明の仕方を解説していきたいと思います。

どんな導入にする?
まずは説明を始める前に導入!
ここではフクロウを作るので、「さあ!今日はみんなでフクロウを作りたいとおもいます!」と始めてもいいですが、これでは子どもたちの興味を向かせるのは難しそうですよね。
ではどんな導入がいいのか?
「ホーホー鳴く鳥知っている人?!」と尋ねたり、
「これなーんだ」と写真やイラストを見せてあげてもいいですね。
子どもが「なんだ?なんだ?」と興味を持ちそうな導入を心がけてみてください!
そして「ふくろう」という単語が保育者からではなく、子どもから出るような導入ができたら、興味を惹けたといえると思うので意識してみてください!
どんな順序で説明をしたらいいの?
導入で子どもたちの興味を惹けたらどんどん説明をしていきましょう!
ただ「ここでスタンプをして、これを丸く切って、貼ったら完成!」
みたいなやることをだらだらと話されても子どもは「楽しそう!やってみたい!」とは思えませんよね?
また、しっかりと順序を立てて説明をしないと子どもたちは混乱してしまい、簡単な製作であっても難しく感じてしまいます。
なので製作を説明するための順序を考えましょう!!
※今回のこのフクロウは年少さんで行う製作として説明します。

まずは子どものする作業を書き出しましょう!!!
- フクロウのくちばしと月をハサミで切る
- くちばしと目と足と星と月をのりで貼る
- おなかの模様をスタンプする
- 目とほっぺたを描く
こんな風に書き出したら順番を考えていきます。
- 切るものは一度に済ませる。(切ったものはそれぞれの箱などに入れておく)
- 目、くちばし、足だけフクロウに貼る
- フクロウができたら目とほっぺたを描く
- フクロウにスタンプをする
- 星は様々な色を用意しているので子どもたちに好きな色を取りにきてもらい、星と月を貼る
どうですか?子どもたちの作業に無駄がないように想定できていますかね?
できれば、切る、貼るなど同じことは一回にまとめてあげるといいです。
ただ今回は星を子どもたちに選ばせたかったので、貼るものを分けました。そんな風にやらせたいことによって変わってくるので臨機応変に対応してくださいね。
また使い終わった道具をその都度お道具箱などに戻せたら、机の上もごちゃごちゃせずに子どもも混乱せずにできると思います。
園によって環境ややり方違うと思うのであくまで参考程度に頭に入れておいてもらえたらと思います。
説明の仕方とポイントは?
説明の仕方は様々な方法があると思いますが、今回は私がやってみて一番子どもに伝わったと感じた方法をお伝えしたいと思います。
まず導入として子どもから「フクロウ」という単語を引き出したとして、
そのあとに今回やる製作の完成形を見せます。
完成形を最初に見せることで子どもなりに見通しをもって説明を聞けるようになります。
完成形を見せたら先ほど決めた順序で何をするのか説明していきましょう!!
ポイントとしては子どもに「やってみたい」と思わせる!
これが本当に大事になってきます。
ではどんなふうに説明をしたらいいのか…
紙を切るという作業があるなら、使う画用紙を見せて「これはフクロウのどこになると思う?」と聞いてみて下さい。色などから「くちばし」と子どもから答えてくれます。
切れたら「じゃあこのくちばしはどこに貼ったらいいかな~?」「ここかな?(わざとお腹に貼って見せる)」などとちょっとボケてみたりすると「ちがうー」「目の下だよー」とすごく盛り上がります。
目を描くときは、「何色がいいかな~?」「どんな目がいいかな~?」「まんまるおめめもいいし、にっこりもいいな~」など様々な選択肢を出してあげてください。すると子どもたちは「私も先生とおんなじにっこりにしよう」「私はウィンクにしよー」自分で決めていってくれますよ!
スタンプで絵具を使うときには用意した絵具を順番に見せて、「これ何色だ?」なんて問いかけてみたり、スタンプの見本を見せるときには、「見ててね~!じゃーん!!」と楽しそうにやって見せてあげて下さい。
何かの技法を使うときにはとにかく先生は大げさに楽しそうに!が大切です。先生が楽しそうにやってるものは、絶対に子どもは「やってみたい」と思いますよ!!
こんな感じでとにかく子どもの口からやることを引き出しましょう!!
幼児期の子どもに静かに話を聞きましょうなんて、はっきり言って無理です。
どうせ無理なら、どんどん質問をして答えさせちゃいましょう!!
誰でも答えられるような簡単な質問でも、子どもにとってはクイズが当たったのと同じくらいうれしいのです。そんな「できた」という積み重ねがやる気を引き出すことにもつながるので、ぜひ子どもとのやり取りを楽しんでくださいね。
- 子どもが「なんだ?」と興味を持てる導入をしよう!
- 製作を説明するための順序を考えよう!
- 同じ作業はなるべく一回で済ませよう!
- 説明の最初に製作の完成形を見せよう!
- 子どもの口からやることを引き出そう!
☆新米保育士のみなさんへ☆
今回は製作の説明の仕方とポイントを紹介しました!
製作は子どもたちに説明でどれだけ伝わるかが大切になってきます。
全く伝わらないと「わかんなーい」の声で先生が大変になってしまうので
今回の記事で使えそうなところをどんどん参考にしてやってみて下さいね。
最後までご覧いただきありがとうございました!!
たぬ